こんにちは、ピースケです。
今日は、橋の欄干から飛び降りそうな高齢男性を助けた親子に感謝状が贈られたことについて考えていこうと思います。
いつ飛び降りるか分からない状態だった
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記事によると、
・ 親子は、欄干に足を掛けては、やめる行動を繰り返していた70代の男性を見つけ、警察へ連絡
・ 警察官が駆け付けるまで男性に声を掛けて気を紛らわし、男性の命を救った
・ (後日)男性が元気でいることを聞いた2人は「良かったね」と安堵した
…
いちおう美談として語られております。
親子のした行動は感謝状を贈られるようなことだと思いますし、自分もそんな場面に出くわしたら同様の行動をしたかもしれません。
ただ、夕方に人通りのある場所でのことなので、男性も飛び降りる気はなかったのかもしれません。(ただのかまってちゃん?)
また、後日男性が元気でいることで安堵したというが、再び自殺行為をしないというわけではありませんし、手放しで喜べるものではありません。
何も問題解決していない
橋の欄干から飛び降りようとしていた70代男性は確かに助けられました。
ただ、落ちそうになっていたところを助けられたわけではないんだから、自分から飛び降りるところだったわけだから、何も問題は解決していない。(かまってちゃんだったら、かまってもらって満足したんでしょうが)
なぜ飛び降りようとしていたのか?そっちの理由を明らかにして解決する必要があるわけで、それがない以上また繰り返される可能性はあるのでしょう。
自殺者数の推移
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平成10年以降自殺者数が急増している原因として、バブル崩壊後景気後退により生活レベルで不景気を実感したのがそのあたりと言われています。その後10数年高い水準を保っています。
そのことから、自殺と不景気は密接に関係していると言えます。
自殺者数が平成22年以降減少傾向にあることは喜ばしいことです。
しかし減少したとはいえ平成30年で20840人にのぼります。世界的にみても高い自殺率であり、自殺大国と言われております。
個人的考察
年間2万人超の自殺者
この難しい問題を解決するのは、当然ながら一般人の善意では無理です。
経済的問題、健康問題、家庭問題、…理由は様々です。社会全体として解決すべき大きな問題です。
自殺の大きな要因のひとつである経済的問題は、ベーシックインカムで大きく改善することが可能と考えます。