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【保護責任者遺棄致死】新生児を放置し死なせる【お金がなかった】

こんにちは、ピースケです。

今日は、新生児を放置して死なせてしまった事件について考えていこうと思います。

病院に連れて行くお金がなかった

引用: 共同通信

記事によると、

・ 西新井署は、新生児(女児)を自宅に放置して死なせたとして、保護責任者遺棄致死の疑いで、アルバイト 池田知美容疑者(31)を逮捕した

・ 池田容疑者は1人暮らし。昨年12月28日朝に自宅浴室で出産し、女児が弱っていることを認識しながら放置した

・「病院に連れて行くお金がなかった。相談する人もいなかった」

と供述している

なんとも言葉がありません。

なんとかできたのではないか?なんとでもできたのではないか?

と思ってしまうのですが、

「病院に連れて行くお金がなかった。相談する人もいなかった」

という言葉が全てを物語っているようにも感じられます。

容疑者は31歳、この結果を想像できなかったわけではなかったのでしょうが、周囲に相談、公的機関に相談、ができなかった。

ただ、

「 相談する人はいないが、 お金があれば病院に連れて行っていた」

とも読み取れます。

お金がなくても、とにかく病院には行ってほしかったとおもいますが、

お金があればこの事件は起きなかった。女児は死ななくて済んだ。

ということであるなら、とてもやるせない事件です。

命とお金を天秤にかける

保護責任者遺棄致死罪の罰則は、「3年以上20年以下の懲役」です。

女児の命を奪い、池田容疑者自身の人生を激変させるという重大な結果をもたらした原因が「病院に連れて行くお金がなかった」とは…、あまりにも釣り合わない。

女児は1350グラムの未熟児で生まれたこともあり、病院に連れて行かなければ死ぬのをわかっていながら「お金がない」という理由で放置する。

命とお金を天秤にかけたらお金が勝ってしまった、ということなのでしょうか。

「お金がない」ということがどういうことなのか、どういう状態に人を追い込んでいくものなのか、考えてしまいます。

犯罪は、決して割に合うものではありません。それが抑止力です。

ただ、しばしばそれを超えさせてしまう「お金がない」ということ、

命に係わる犯罪も動機がお金であることはよくあることです。

言い換えれば、

お金があれば 命に係わる犯罪の多くを防ぐことができるのです。

憲法25条(生存権)

すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。 (憲法25条)

犯罪に手を染めるほど「お金がない」状態に追い詰められている人は、生存権が脅かされている状態であるといってよいのではないでしょうか?

これに対策を講じるのは、国の社会的使命です。

ベーシックインカムは憲法25条(生存権)を実現するために必須と考えます。

個人的考察

ベーシックインカムはインフラと同列に考えるべきだと思っています。

例えば、お金持ちでも貧乏人でも、生活のために道路を使用します。そのため国は、道路整備をするわけです。

同様に、お金持ちでも貧乏人でも、 「健康で文化的な最低限度の生活を営む 」ために、お金を使用します。そのため国は、ベーシックインカムを導入するわけです。

現在の日本で「健康で文化的な最低限度の生活を営む 」 ことができていない人が少なからずいることは間違いありません。

ベーシックインカム導入の早期実現を望んでいます。

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