こんにちは、ピースケです。
今日は、事故物件サイト「成仏不動産」について考えていこうと思います。
事故物件のリアル
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記事によると、
・ 年間の自殺者は約2万人 推定の年間孤独死者数は2.7万人
・ 「事故物件」 は日々生まれている
・事故物件のマイナスイメージを打破すべく事故物件専門の紹介サイト「成仏不動産」をオープンし取扱数を増やしている
・ コスパを求める若い人からの問い合わせがある
・ これまでは事故物件は探しにくかったが、ネットで簡単に検索できる成仏不動産が支持されるようになった
・ 社会的孤立に陥りやすい単身世帯が増加して、事故物件もこのまま増え続けるため、事故物件を扱わざるを得ない状況になると考える
成仏不動産の仕事っぷり
事故物件は需要があるので、臭いものに蓋をするということではなく、きちんと手を入れて再び売買、賃貸の対象にしていこうということですね。
この考えは大賛成です。
事故物件とは
そもそも事故物件とは、どういうものなのでしょうか。
定義や判断基準は曖昧
実は、事故物件の判断基準は曖昧です。
一般的には、「事故物件」=「心理的瑕疵のある物件」と定義することができます。
「心理的瑕疵」とは、心理的な抵抗を感じるような事実がある物件のことを指し、以下のような事例が挙げられます。
- 殺人
- 自殺
- 事故死(火災や転落等による死亡事故)
- 孤独死
- 事件
殺人、自殺は事故物件となりますが、例えば孤独死の場合ですと必ずしも事故物件とされずに取引されることもあります。
告知義務とは
「心理的瑕疵」のある物件を売買、賃貸借する際には、その「心理的瑕疵」の事項について、売主、貸主、不動産会社、が必ず相手方に伝えなければならない義務のことです。
告知義務の期間については明確な定めがなく、おおむね民事裁判上の判例による処が大きいとされる。
過去に事故物件に該当する事件が発生した物件で、リフォームなどを経た後にその後居住者が特に何事もなく居住したような場合でも、後々になって過去の事故案件が判明することで争いとなる場合もある。
すなわち、告知義務には期限はないと考える必要があるわけです。
事故物件のイメージ
事故物件のイメージは人によりけりでしょう。
気味が悪いと忌み嫌う人もいれば、安くなるなら問題ないと考える人もいるのです。
実際事故物件であっても、きちんとリフォーム、清掃を行えば普通の物件と何ら変わりありませんからね。
それゆえ、「心理的」瑕疵というのでしょう。
個人的考察
これからの時代、記事にもありましたが自殺者2万人、孤独死者2.7万人が増えることはあっても減ることはないのではないでしょうか?
そうなれば、そこらじゅうの物件が事故物件になってしまいますね。
今はなんとなく自分とは無関係と思っている人も、より身近になっていくことが予想されます。
身近になれば心理的瑕疵のハードルも下がっていくかもしれません。