こんにちは、ピースケです。
今日は、高齢者夫婦の無理心中について考えていこうと思います。
人生の締めくくり
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記事によると、
・ 兵庫県西宮市の団地の一室で、この部屋に住む無職の男性(81)、女性(81)夫婦の遺体が見つかった
・ 家族から「連絡が取れない」と警察に通報があり、駆け付けた署員らが発見
・ 男性は首をつった状態で、女性はベッドの上で刺されたような傷が複数あった
・ 室内に遺書のような書き置きがあり、警察は無理心中の可能性もあるとみている
…
高齢夫婦の無理心中です。
人生の締めくくりがこれである。なぜこのような選択をしなくてはならなかったのか?
決して望んだ結果ではない。このようにせざるを得なかった理由があるはずです。
経済的理由なのか、健康の問題なのか…
それなりの期間、考え、対策し、苦しみ、試行錯誤し、耐え、挫折し、絶望した。
絶望の末、選択せざるを得なかった無理心中。この現実、所詮他人事ですか?
「自分はそんなことにはならない」と言えますか?
社会は容認している?
後を絶たないこの問題、「悲しいことだ」と思いつつ、そのまま放置されているのではないだろうか?
亡くなってしまった人に対しては、もう何もできませんが、
今この瞬間にも追い詰められ無理心中一歩手前であえいでいる人が大勢いることが想像できます。
高齢になれば、経済的問題、健康上の問題を抱える可能性が高まります。現役世代とは異なり、問題に対応するにも限界があります。
これは多くの人に共通することです。すなわち、程度の差があっても誰しもが直面する問題なんです。
その中で特に追い詰められてしまった結果、無理心中につながっている。
他人事ではないのです。
一定の割合でそのような悲劇が起こることは仕方がないと、社会が容認する空気があるような気がしてなりません。
個人的考察
超少子高齢化であることを考えれば、このような悲劇が起こることが当然増えていくわけで、医療介護、年金制度も破綻寸前(?)縮小は必至といわれています。
いつまで他人事として「見て見ぬふり」をしていくことが出来るでしょうか?
まったく対策がないのであれば「見て見ぬふり」も仕方ないのかもしれない。しかし、対策はあります。
すぐにでも出来ることは、安楽死制度導入です。海外での導入例も増えてきましたし、特に予算も必要なく、法律を整備することで対応できます。
とりあえず、妻を刺し殺して首を吊るといった惨劇を避けられます。無理心中一択といった絶望的状況から脱します。
安楽死の選択肢を得ることで、出来ることが大きく広がります。
自殺者数は2万人超、交通事故死者数3500人の6倍!
安楽死制度が唯一の自殺者対策だと佐野氏は訴えます。
…
佐野秀光氏は安楽死制度を考える会(政治団体)の代表です。
安楽死について考える機会にしていただければ幸いです。
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