こんにちは、ピースケです。
今日は、政府の考える「全世代型社会保障」について考えてみました。
70歳まで働くのが既定路線!?
記事によると、
・ 政府がまとめる全世代型社会保障検討会議の中間報告案の全容が判明した
・ 70歳までの就業機会確保など高齢者の経済基盤を充実させる
・ 75歳以上の後期高齢者の医療費負担を経済力に応じた仕組みに改革する
・ 改革を進める背景として「現役世代の負担上昇を抑えながら全ての世代が安心できる社会保障制度を構築する必要」を強調
…
う~ん、どこからツッコミを入れるべきか…
現役世代が高齢者を支えるわけだから、高齢者を現役世代にしてしまえば、そりゃー全てが丸く収まるわな。
「70歳まで現役世代ですよ」ザッツオール(笑)
まあ、それは言い過ぎかもしれないが、現在の定年は60歳で、その後再雇用として希望者が65歳まで働けるという制度を採用している企業が一般的です。
おそらく、再雇用を70歳までにしたいということなのでしょう。
しかし、働き盛りのロスジェネ世代が見捨てられたままなのに、70歳までの就業機会確保ってどんなブラックジョークだよ!と言いたくなりますね。
問題点
・70歳まで就業機会があるのか?
そもそも需要よりも供給が過剰なデフレ状態を30年も克服できていないのに、供給側である雇用をどうやって確保するのか?
結局、実質賃金が下がっていくだけじゃないのか?
・60歳代が無理なくできる職種は限られている
60歳代になると、個人差もあるが肉体的、精神的衰えは否めません。おのずとできる職種は限られてきます。
定年後に再雇用されても、職種によっては辞退せざるを得ないことも多いでしょう。
ベーシックインカムでデフレ脱却
ベーシックインカムとデフレの関係を解説した動画です。
政府はデフレをどうとらえているのだろうか?
個人的考察
好景気でモノを作れば飛ぶように売れるような状態、需要に供給が追い付かないような状態(インフレ状態)であるなら、このような政策を採用するのもわかります。
現状のようなデフレ状態でこれをすると、単純にいってデフレスパイラルに陥りますわな。というかデフレなのに雇用を増やすってのが無理なはなし。
結果的に労働の価値を貶めることになるわけです。
まずしなくちゃいけないのは、消費を増やすことです。
もうね、デフレなのに更にデフレになるようなことをやらないでほしい。消費税を上げるとか、やってることが全部逆なんです。
消費税は廃止して、政府通貨でベーシックインカムを導入。消費を増やして、インフレの方向へ舵をきりましょう。
…