こんにちは、ピースケです。
今日は、東海道新幹線殺傷事件について考えていこうと思います。
東海道新幹線殺傷事件「刑務所に入るのが夢」
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記事によると、
・ 走行中の新幹線で乗客の3人が殺傷された事件で、殺人などの罪に問われている男の裁判員裁判で、小島被告は「刑務所に入るのが夢だった」と供述
・ 事件の前には餓死による自殺も考えたと話した
・小島被告 「間もなく子どものころからの夢だった刑務所に入れるでしょうから今は死にたいとは全く思っておりません」
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なかなか衝撃的です。
通り魔的犯行で「死刑になりたいから人を殺そうと思った」という動機はありがちですが、
「刑務所に入ることが子どもの頃からの夢」
なんてことあるんでしょうか?
小島被告は「3人殺すと死刑なので死刑を避けるために2人までにした」 と述べているので、一生刑務所に入ることを目的とした犯行といえます。
もし有期刑になって出所したら、また人を殺すことになるとも述べています。
う~ん、理解できない…、怖い…
自殺も考えた
小島被告は、事件を起こす前に餓死による自殺も考えていたとのことです。
まあ考えたところでなかなか実行するのは難しいものです。
しかし、その時に自殺していてくれていれば、全く無関係の女性2人が襲われることもなかったし、止めに入った梅田耕太郎さん(38)の命が奪われることもなかった。
小島被告の供述を聞いて、被害女性、梅田さんの遺族はどれだけ理不尽なやりきれない思いをしていることだろう。
なぜ自殺してくれなかったのだろう…
小島一朗被告の生い立ち
小島被告がこのような犯罪を起こすに至る原因はどこにあるのだろう。
- 5歳で発達障害の疑い
- 中学で不登校
- 家庭内暴力
- 両親との関係が悪化
- 中学卒業後は生活支援施設に入所
- 定時制高校や職業訓練校を経て機械修理会社に就職
- いじめや人間関係のトラブルで1年ほどで退社
- 21歳、祖母と養子縁組
- 犯行当時22歳
参照サイト>>MATOMEDIA:小島一朗の父親と母親など家族&生い立ち!
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確かに、家庭に居場所がないような、辛い環境で育ったとは言えるのでしょう。
ただ「刑務所に入りたいから人を殺す」みたいな事件を引き起こすこととは、なかなか繋がらないような気がします。と同時に、
ある程度の環境下で追い詰められると人は壊れてしまうこともある
ということなんだとも思います。
怖いことです。
奪われた命
丸腰で小島に立ち向かった梅田さん、2人の命を救って自分が犠牲になった。
誰も真似できない、勇気と行動には畏敬の念を抱きます。
小島の「刑務所に入る夢」のために梅田さんのような人の命が犠牲になる。
なんとも形容できない、やりきれない気持ちです。
個人的考察
小島被告のような人を作ってはいけない。
まずは両親と小島被告との関係が原因だとは思う。ただ、それでもこのような悲惨な事件に発展させることは何としても防がなくてはならない。
個人的に注目するのは、小島被告が事件前に自殺を考えていたことです。
もし、その時に自殺していたら…
- 女性2人が襲われなかった
- 助けに入った梅田さんが殺害されることもなかった
- 被害女性や梅田さんの遺族がつらい思いをすることもなかった
- 小島被告が犯罪者になることもなかった
- 小島被告の家族がつらい思いをすることもなかった
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自殺を実行するのはとてもハードルが高いものです。
安楽死制度があったら、小島被告は安楽死を選択していたのではないだろうか?
そんな風に、どうしても考えてしまう。