こんにちは、ピースケです。
今日は、また介護殺人があったので、それについて考えていこうと思います。
介護の犠牲者
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記事によると、
・ 神戸市須磨区の住宅で21歳孫が90歳の祖母の口をタオルで塞いで殺害しようとした疑いで逮捕された
・ 祖母は病院に搬送されましたが死亡
・「おばあちゃんの体を拭いていたら暴れたので、口にタオルを入れて殺した」と警察に通報
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また介護の犠牲者が出てしまった。
90歳祖母、確かに…
しかし、どうしても21歳孫が介護の犠牲者に思えてしまうのはなぜだろう。
祖母を手にかけてしまったこと、許されることではありませんが、なんでこんなことになってしまうのでしょうか?
祖母は介護中に暴れたということでしたので認知症だったのでしょう。
21歳孫には荷が重かったのではないでしょうか。子ども(孫の親)は何をしていたのでしょうか。施設に入れられなかったのでしょうか。…
いろいろ疑問がわいてきます。
望まない状況で追い込まれたうえで、殺人事件にまで発展してしまった。何か別の方法はあったとは思いますが、自業自得といってしまうのは酷ですよね。
個人個人に責任を負わせるには限界を超えています。
国が対策しなくてはならない問題なんです。
社会的損失
厚生労働省は在宅介護を推奨している。介護、医療のコストの拡大を抑えたいのだろうが、それが介護殺人の増加を招いているとしたら。
90歳認知症の祖母の残りの人生と21歳孫の残りの人生を考えてしまいます。比較するのはナンセンスなのかもしれませんが、
既に人生の大部分を全うした人と、正にこれから楽しいことをいろいろ経験していく人、という風に考えてしまいます。
介護殺人は2週間に1件起きています。
当事者、関係者はもとより、社会全体として損失は莫大です。
個人的考察
おそらく孫には、実刑判決が下されると思います。
これからの長い人生、殺人の罪を背負って生き続けなければいけないわけです。
想像を絶する過酷で厳しいものになってしまうでしょう。
救いがないですね。
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介護殺人は、これからどんどん増えていくでしょう。平均寿命が伸びても、健康寿命がそこまで伸びないので、介護期間が長くなる傾向にあります。
医学の進歩って何なんでしょう?疑問を感じます。
医学には、寿命を伸ばすことではなくQOL(クオリティ オブ ライフ)を充実したものにすることを目的にしてもらいたいと切に願います。
このまま医療、介護のコストが増加すれば、医療、介護保険の制度自体が持たないといわれています。
しわ寄せは、結局弱いところに集中します。
この問題には必ず対策をせざるを得ません。
有効な対策としては「安楽死制度」しかないと思っています。
早期に法制化を実現してほしいと思います。
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