【介護殺人】3人を1人で介護する71歳という現実【超老老介護】

こんにちは、ピースケです。

今日は、福井県敦賀市で介護疲れによる殺人とみられる事件が起きたので、そのことについて考えていこうと思います。

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95歳93歳70歳を介護する71歳

引用: 毎日新聞

記事によると、

・福井県敦賀市道口の住宅から岸本芳雄さん(93)と妻志のぶさん(95)、長男で会社役員、太喜雄さん(70)の遺体が見つかった

・県警は3人と同居していた太喜雄さんの妻で、会社役員の政子容疑者(71)を太喜雄さんに対する殺人容疑で逮捕した

・政子容疑者は3人の殺害を認めている

・ 政子容疑者は睡眠薬を飲んだ状態で見つかり病院に運ばれたが、命に別条はない

・ 志のぶさんは介護が必要な状態で、2年ほど前から政子容疑者が義父母と夫の3人を世話していた

また起きてしまいました。介護殺人です。

2年前から、足の悪い夫(70)、要介護状態の義母(95)、と義父(93)の3人を政子容疑者(71)が世話をしていたという。

超老老介護。71歳で3人の世話をするって無理な話です。なんとかならなかったのでしょうか。

動機は介護疲れとみられるとのこと。

2年もの間、孤立無援で頑張った政子容疑者には同情を禁じ得ない、やりきれない気持ちです。

京都伏見介護殺人

(新版)温情判決≪介護のはなし≫(認知症の母親殺害事件)
引用:YouTube 897psgwh

有名な京都伏見介護殺人の動画です。涙なしには見られません。

しかしこの裁判で執行猶予付きの温情判決を受けた片桐氏が、その後琵琶湖で命を落とした。自殺とみられるとのこと。

心に負ったダメージと、社会復帰の壁が片桐氏を自殺に追い込んだ。

綺麗事では済まない、死ぬまで苦しむしかない。

安楽死は救い

超少子高齢化、介護保険制度崩壊、年金制度崩壊、平均寿命延伸…

このような環境の下、介護の在り方は過酷になる一方です。

長い期間をかけて徐々に悪くなっていったので、仮にいい方向に転換できたとしても、また同様に長い期間をかけなくてはいけません。

それでは間に合いません。

即効性があるのが「安楽死法制化」です。

財政的、技術的な問題もなく、法律の整備のみで対応可能です。

介護殺人の多くを解決できると確信します。

個人的考察

介護殺人のニュースを見るたびに、心が締め付けられる思いです。

いつ頃からか他人事とは思えなくなりました。

医学の進歩を否定するものではありませんが、平均寿命が伸びることで、要介護期間も10年ほどになってしまいました。

誰にでも平等に訪れる死。それまでの10年を要介護状態で生きなくてはいけない状態が自然な状態とはどうしても思えない。

やはりある程度の年齢で体が衰えてきたあたりで死ぬのが自然なんだと思う。

現在の環境下でそれを実現するには「安楽死制度」が必須だ。

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介護殺人について

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