こんにちは、ピースケです。
今日は、子どもに万引きをさせていた夫婦が逮捕された事件について考えていこうと思います。
犯罪によって生計をたてる家族
…
記事によると、
・静岡県警は、浜松市内で息子に万引きを繰り返させていたとして、県西部に住む40代無職の男と、40代無職の妻を窃盗容疑で逮捕した
・ この夫婦は中学1年の長男(12)とともに車で来店し、長男に商品を万引きさせていた
…
リアル万引き家族!
無職の男(今のところ名前は明らかになっていません)は、子どもに万引きさせていただけでなく、子どもと一緒にいろんな犯行を繰り返していたようです。
線路に車のタイヤ2本を置いて貨物列車に衝突させたり(電汽車往来危険、威力業務妨害) 、農機具小屋に放火したり( 建造物等以外放火 )した容疑で計4回逮捕されているという。
ちょっとよく理解できない状態ですね。
子どもを使って万引きするのは、まあ理解できる(犯罪を肯定するという意味ではありません)のですが、線路にタイヤを置くとか、放火とかを子どもと一緒にやるってのはどういう了見なんでしょうか?
子どもの将来が心配です。
映画「万引き家族」
子どもを使って万引きするとか、完全に虐待です。普通に考えれば。
しかし、映画「万引き家族」で描かれているのは、家族の絆なんですね。見た人はわかると思いますが。
≪あらすじ≫ 高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。 冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。
引用:フィルマークス
やってることは犯罪なんだけど、いい家族関係。最後は破綻してしまうんだけど…
なかなか泣けるいい映画です。
個人的考察
家族で犯罪行為をするというというところは映画と同じですが、家族の絆の部分はどうだったのだろうと想像してしまいますね。
万引きは生活のための犯罪と思われるが、石置きや放火は生活に直結するとも思えないので、親子で楽しんでいたんだとしたら…
親が悪いのはもちろんだが、子どもが親のことをどう思っていたのか、とても興味深いです。