こんにちは、ピースケです。
今日は、91歳父親が働かない息子を切りつけて逮捕されたことについて考えていこうと思います。
地獄絵図
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記事によると、
・ 愛知県警は、無職山下英一郎容疑者(91)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。
・ 山下容疑者は、自宅で同居する無職の次男(58)の頭を包丁で切りつけて殺害しようとした疑い。
・山下容疑者は「息子が働いていなくて注意した。包丁で切ったことは間違いない」と話している。
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まさに地獄絵図。
容疑者が91歳というのが凄い。凄い元気。
8050問題を飛び越えて9060問題の時代が到来したということなんでしょうか?
引きこもりの長期化高齢化
引きこもり
とは、仕事や学校に行けず家に籠り、家族以外とほとんど交流がない人の状況を指す。現時点では、日本の厚生労働省はこうした状態が6か月以上続いた場合を定義としている。また内閣府は引きこもりの実態を把握するために、15歳〜39歳までの若年層を対象に調査してきたが、引きこもりが長期化する人が増えていることから、2018年12月、40歳から64歳を対象とする初めての調査を行い、40歳から64歳で引きこもりの人は、推計で61万3,000人に上り、15歳から39歳を対象にした調査で推計した54万1,000人より多くなっている。
引用: Wikipedia
以前は引きこもりは若者の問題であると考えられてきた。不登校問題と同一視されてきた経緯がある。
近年引きこもりの長期化や、一度社会に出てから引きこもりになるケースもあり、年齢層は上昇していく。
また就職氷河期、ブラック企業等でなかなか引きこもりから抜け出すことが難しくなり、さらに年齢層が上昇。
親世代が80歳代で要介護状態、子ども世代が50歳代で引きこもりという「8050問題」が社会問題化している。
個人的考察
この事件の背景が、8050問題なのかどうなのかはわからないが、似たような状況であったとはいえると思う。
このような事件が起きるたびに、事件にまで発展していないが同じような状況にあるケースがたくさんあるのだと想像できる。
15歳から39歳の引きこもりが54.1万人
40歳から64歳の引きこもりが61.3万人
合計すると 115.5万人 にもなります。
引きこもっている本人と、その家族の悩み、苦しみ、は真綿で首を絞められるようなものだと想像できる。
状況を打開するためにいろいろと試行錯誤しただろう。
それでも抜け出すことができず引きこもりが長期化してしまった。
「いつか解決できるだろう」「もう無理だろう」
「状況がよくなることを期待する」「よくなることなどない」
こういう葛藤を繰り返して繰り返して、ついに事件化する。
救いがないのか?
救いがないなぁ
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動画もUPしました!
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