こんにちは、ピースケです。
今日は、活断層について考えていこうと思います。
活断層とは
活断層: 最新の地質時代、すなわち新生代第四紀に変動したことがあり、将来も活動の可能性が予想される断層。
ここでいう〈最近〉とは,厳密な規定はないが,現代の地質・地形学の分野では,一般に第四紀または第四紀の後期(およそ数十万年前以降)を指す。 1906年のサンフランシスコ地震のときに,以前から地質学的には知られていたサン・アンドレアス断層が再活動し,新たな変位を生じた。それまで断層とは,過去の地質時代に岩石がずれ動いたことを示す単なる痕跡と考えられていたのが,このとき,断層のなかには現在もまだ活動をやめていないもの,したがって将来にも活動するかもしれないものもある,という考え方が生まれた。出典 三省堂 大辞林 第三版
新生代第四紀: 人類が現れて以降、現代を含む時代。地質時代のうちで最も新しく、今から約 258 万年前から現在までの時をいう。
人類の発展の時代。氷期と間氷期との繰り返しが見られた。 〔従来は第四紀の始まりは 181 万年前からとされていたが、2009 年 6 月に国際地質科学連合(IUGS)により、新しい定義が批准された〕
簡単に言うと、過去約260万年の間に活動し、将来も活動する可能性のある断層であり、その活動は地震の原因となります。
日本列島近辺には、約2000の活断層があり、近くにいくつかの断層があると、まとめて断層帯と呼んでいます。
近所の活断層をチェックしてみよう
国土交通省 国土地理院のサイトで近所の活断層をチェックしてみましょう。
東京の西部に、立川断層があります。
総延長は約20kmで、東京都青梅市から、瑞穂町、立川市、府中市へ伸びていると推定されています。 北方への延長線上には名栗断層が存在しており、名栗断層と合わせて総延長約33kmの立川断層帯を構成しています。
熊本地震
2016年4月の熊本地震は、隣接する布田川断層帯、日奈久断層帯の活動によるものとされています。
建物の被害調査によると、断層近傍に比べて断層直上の建物は全壊率が高くなってます。
まとめ
日本では、現在のところ建物を活断層上や付近に建築することに法的規制はないようです。 ただ自治体によっては、条例で一定の規模の以上の建物を新築する際に届出を必要とする等の例はあります。
ただ、まだ存在が知られていない活断層もあるとされていますので、このような規制をしたところでどれほど意味があるのかわからないとも言えます。
天災ですから、遭遇してしまったら諦める、というのもひとつの考えでしょう。
個人的には、現在存在が明らかとされている活断層の直上だけは避けるというのがいいと考えます。
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