こんにちは、ピースケです。
家のエアコンが全く冷えないので、冷媒を追加チャージしてみました。
住宅関連の修繕は、業者に依頼することが多いと思いますが、「なんか自分でもできそうだな」と思っている人が多いのではないでしょうか?
「プロに頼んでおけば安心」と思う反面「DIYなら安く収まる」という気持ちが抑えられない、なんていう人に読んでいただきたい。
DIYを実際にやってみる一助になれば幸いです。
冷房が効かない
本来は追加チャージではなく、冷媒を回収してから真空引きをして冷媒の規定量をチャージする方法が正しいのですが、
それだとDIYではハードルが高いので、運転状況を見ながら追加チャージする方法でやってみようと思います。
※一般的にはおすすめできませんので、もしやる場合は自己責任でお願いします。
家のエアコン9年目ですので、壊れたら壊れたでしょうがないと思ってます。
その時は寿命と諦めます。実験台になってもらいます。
室外機の配管を触ってみると多少冷たくなってはいるので、全く冷媒がないわけではなさそうです。
冷媒買って、工具買ってたらそこそこかかるので、業者に頼むのも合理的なんですが、DIYの経験を積むことに意義があると思うので…
ちなみに業者に頼むと15000~18000円くらいかかるようです。
材料・工具を準備する
・ゲージマニホールド[写真左上]
ゲージとチャージホースのセットで冷媒R410aに対応
ボンベとエアコン室外機を繋いで、運転中の圧力を測る
専用ケース付きで約4500円
・冷媒(フロンガス)R410a[写真右上]
10kg入りで総重量14kgなので12000円なのですが、実際に使うのは数百グラムです。
・デジタル台はかり[写真左下]
冷媒のボンベを乗せてチャージ量を測ります。
1g単位で25kgまで測れます。単3電池式、約2000円
・+ドライバー
室外機のカバーを外すときに使います。
・モンキーレンチ
室外機のサービスポートのキャップを外すときに使います。
冷媒チャージの手順
室外機のカバーを外し、サービスポートのキャップを外す
+ドライバーで室外機のカバーを外す
モンキーレンチでサービスポートのキャップを外す
ボンベとエアコンを接続する
① 冷媒ボンベのバルブを全閉、 ゲージマニホールドのバルブを全閉(青も赤も)にしておく
②冷媒ボンベとマニホールドの真ん中のポートを繋ぐ(赤いチャージホース)
※普通黄色いチャージホースを使うのですが、ボンベ側の接続ポートとサイズが合わなかったため赤いチャージホースを使っています。
③ゲージマニホールドの低圧側ポートに青いチャージホースを接続する
※反対側(室外機側)はまだ繋がないでおく。
④冷媒ボンベのバルブを少し開ける
⑤ゲージマニホールドの低圧側(青い)バルブを少し開け、青いチャージホースの室外機側から冷媒が出ることを確認したら低圧側(青い)バルブを閉める
※冷媒が出たことは「シューッ」という音で確認できます。1~2秒でチャージホース内のエアパージ(空気を追い出すこと)が出来ます。
⑥青いチャージホースを室外機のサービスポートに接続する
※⑤の後すぐに行います。時間が空くとチャージホースに空気が戻ってしまいます。
⑦冷媒ボンベのバルブ全開にする
冷媒をチャージする
①エアコンのリモコンで冷房・風量を最強にして運転開始する
②ゲージマニホールドの低圧側(青い)バルブを開けて冷媒をチャージしする
※運転の状態を見ながらバルブを開閉して、少しずつ入れましょう。
≪チェック項目≫
- 運転圧力(低圧)0.5~0.9MPaに入るように
- 室内機の吸込み吹出し温度差が8~13℃くらい
- ガスチャージ量(台はかりでチェック)
≪結果≫
- 運転圧力 約0.9MPa
- 吸込み吹出し温度差 約10℃
- ガスチャージ量 約650g
ガスチャージの規定量が880gなので1/4くらいにまで減っていたようです。
ボンベを外す
①室外機を運転したままボンベのバルブを全閉にする
※ チャージホース内の冷媒を室外機に引く
②ゲージマニホールドの低圧側(青い)バルブ全閉にする
③室外機のサービスポートから外す
※ホースの中に冷媒が残っていると手にかかることもあります。凍傷になることもありますので手袋をする等注意して下さい。
あとがき
想像するのと実際やってみるのとでは全然違います。やってみて初めて分かることは多いです。
特に今回、ボンベの接続ポートとチャージホースのサイズが合わなかったのが想定外でした。
で、赤いチャージホースを使えば出来ることを発見しました。
あるのもので何とかするというというところがDIYの醍醐味と言えますね。
DIYを賃貸経営に取り入れることが出来れば、自分の好みを物件に反映させやすくなるし経費削減にもなります。
自分としても少しづつ色々なことに挑戦していきたいと思います。
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