こんにちは、ピースケです。
今日は、ベーシックインカムと安楽死法制化の実現について考えていこうと思います。
失われた30年
昭和が終わって平成になって、それ以降の停滞感、閉塞感、…
バブル崩壊後の「失われた10年」が、いつしか「失われた20年」といわれるようになり
その後の株価の回復が見られる10年を「回復の10年」という人もいますが
結局デフレ脱却もままならず「失われた30年」ともいわれる。平成は、まるまる失われてしまった感があります。
正規雇用が減り非正規雇用が増えるに従って、従業員の所得が減る。企業は利益を得られても、従業員が消費できない、結婚もできない、なんてことになって、景気回復にはつながらず、少子化を促進させていきます。
しわ寄せは、末端の労働者へ行くんですが、結局景気回復しなければ企業も割を食うわけです。つながってますから。
景気の停滞、少子高齢化はさらなる深刻な状況、年金・医療・介護制度を崩壊させつつあり、まともな対策もとられないまま放置されている状態です。
こんな日本に誰がした!
末期的症状
そんな「失われた30年」でいろいろな問題が顕在化してきました。
- 超少子高齢化
- 老老介護
- ブラック企業
- 貧困
- 自殺
- 孤独死
- 年金制度崩壊
- 医療制度崩壊
- 介護制度崩壊
- 8050問題(長期ひきこもり)
- 無敵の人
これらの問題はどれも解決困難です。解決されずに放置され続けてきたといった方が正確でしょう。
では、解決方法はあるのでしょうか?
「ベーシックインカム」と「安楽死法制化」が唯一有効な解決方法だと考えます。
ベーシックインカム
ベーシックインカムとは、政府が無条件で全ての国民に生きるのに必要な最低限の金額を支給するという制度です。
また、年金、医療、雇用保険等の機能を一部移管することにより、社会保障制度をシンプルにし、行政コストを抑えることができます。
最低限の生活を保証することが目的ですのでギャンブルに使ったり、過剰に貯蓄したりすることなく消費に回るように、支給の一部は使用方法、使用期限を制限するような仕組みが必要でしょう。
お金がないことが人々の行動を制限し、景気回復の下支えを阻んでいるのは明らかです。
特に、最低限度の生活がままならない人が貧困から脱することの経済に与える効果は大きいと考えます。
メリット
・最低限の生活を送る事ができるようになる (貧困対策、ひきこもり対策)
食うに困って犯罪に手を染めることが減る。
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引きこもりから自立しやすくなる。
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・無条件の給付なので受給者が引け目を感じる必要がない
・嫌な仕事を無理にしなくてよくなる(ブラック企業対策)
命を削って働くといったことから解放されやすくなる。
自分のやりたい仕事に挑戦しやすくなる。
・結婚・出産がしやすくなる(少子化対策)
支給は性別・年齢を問わず行われるため、結婚すれば一世帯で2人分、出産すれば3人分となるため、経済的理由で結婚・出産を諦めなくてもよくなる。
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・社会保障の行政コスト削減
支給は無条件で行われるため、条件を審査するといった行政コストが抑制される。
・消費を下支えする
支給額の一部は必ず消費に回るので、下支え効果がある。
デメリット
・財源問題
財源をどうするかというのは最大の問題ではあるが、社会保障制度をシンプルにすることによる公務員削減(コスト削減)と少しの増税で対応できるという試算があります。
政府通貨を発行することも有力だと考えます。
・働く人がいなくなる
あくまでも支給額は最低限であるので、豊かな生活を送るためには働くことは必要になる。
・ギャンブルに使ってしまう
これは現状の生活保護でもいえることですが、使用方法、使用期間を制限するような仕組みは必要といえます。
安楽死法制化
現在日本では安楽死は認められていません。認められているとされている「尊厳死」も法制化されているわけではなく、憲法13条にある幸福追求権に含まれるとしていくつかの司法判断がされているという現状です。
そのような現状なので、安楽死法制化はまだハードルが高いのですが、その有効性や必要性を考えると、
実現のための環境は整いつつあるのではないかと考えます。
安楽死の条件(例)
- 本人の明確な意思がある
- 耐えがたい苦痛がある
- 回復の見込みがない
- 代替治療がない
NHKスペシャルで話題になったスイスの自殺幇助機関「ライフサークル」の条件です。
先ずは、ライフサークルの例に習うのがいいのではないかと考えています。
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メリット
・他人に迷惑をかけないで済む(介護対策)
長期の介護で家族等に経済的肉体的負担を強いることを避けられる。
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・将来の介護・医療に備えるために貯金をする必要がない
介護・医療の不安があれば、本来消費に回したくても我慢して貯金することになりがちで、楽しみも半減してしまう。そういうことがなくなる。
・社会保障費をより若い世代に回すことができる
介護状態の長期化を防ぐことで、社会保障費を削減することができる。その分を若い世代に回す方が有意義しょう。
・安楽死が選択肢にあることで安心して生きることができる(自殺対策)
苦痛に耐えながら生きている人に対して、いつでも安楽死できるということが安心感につながり、生きる希望を持つことができるようになる。
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「 (安楽死の)許可証がなければ自殺していた」「安楽死は殺人ではない。より長く生きるためのものだ」 byマリーケ・フェルフールト
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・「死刑になりたいから」という理由で無差別殺人を起こすといった犯罪が減る(無敵の人対策)
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デメリット
・安楽死を前提に犯罪行為、借金をする者が現れる
このような場合を安楽死の欠格条件にする必要があります。
個人的考察
個人的に考える安楽死の条件(案)を考えてみました。
- 本人の明確な意思がある
- 耐えがたい苦痛がある(65歳以上は免除)
- 回復の見込みがない(65歳以上は免除)
- 代替治療がない(65歳以上は免除)
- 犯罪者でないこと(服役後はOK)
- 借金がないこと(資産と相殺してプラスならOK)
65歳以上は条件を緩和してみました。
65歳というのは、こだわったわけではありません。ある一定年齢以上であればいいと思います。
借金も一定額まではOKとしてもいいと思います。(社会保障が削減されるので)
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